『SRP PLAYER』操作説明1

この『SRP PLAYER』の特徴は、この分野が未経験の人でも簡単に加工機のCAM設定を可能にするという事を目指したもので、初歩的な設定は多分まったくこの分野が未経験の人でも可能だと思います。又ツールパス(切削を行なう軌道)は上級ソフトのエンジンが使用されている為に添付ソフトのMODELA PLAYER 4より仕上げが奇麗です。更に、我々の様な模型、フィギュア、木工品、3Dスキャンデータ等の製作で使われる高ポリゴン(3次元の表面を多くの細かい面として記録されたデータ)のデータの処理が非常に早く可能となります。

 

理解しやすい画面

 具体的に作業を紹介します。今回サンプルで使用したデータはエレールの1/24ルノー4CVです。70ルマン出場車製作もやっておりますが、例の本を見てますと他にも色々作りたくなります。データは我々の改造MODELAで回転スキャンした復元データで約12万ポリゴン(12万個の面で構成された形)のかなり高ポリゴンデータです。これを1/24から1/32にして上面から、ケミカルウッド(切削用の合成木材)サンモジュールで切削する事にします。

 

 

2.データの読込み

SRP PLAYERはCAMが初めての人でも5つの項目順番に設定するだけで、基本的な設定は完了します。

まず1『モデルのサイズと向き』から『開く』をクリックデータを選び読込みます。次にモデルの大きさ、今回は1/24を1/32にするので比例固定にチェック、75%指定にします。切削面は上面から下の項目で、又向きも画面がその方向になればOKです。MODELA PLAYER4の場合は『編集〜モデルの設定』別画面で指定する部分です。

3.やりたいことを決める

次に2『やりたいことを決める』に進みます。極めて簡単な質問を選ぶだけで設定が可能です。

最初は『時間をかけても細部まで削る』又は『時間をかけずに大まかに削る』これは最初を選びました。

次は『モデルは平面の多い形状』又は『モデルは曲面の多い形状』当然曲面の多い形状です。

最後に『用意した材料はの形はブロック』に当然チェックを入れ、『表面を削る』『裏面も削る』では今回は上から切削のみな為表面を選びます。これで終わりです。

4.切削データを作る

3の『切削データを作る』に移ります。材料の項目から今回のサンモジュールを選び、MODELAに置いた材料の寸法を入れます。左にはこのデータを切削する為に必要な最低の大きさが出ていて、それ以下の寸法を入れた場合は材料が小さ過ぎるというメッセージも出してくれます。切削データ作成でツールパスの計算が始ります。この様な高ポリゴンデータの場合、MODELA PLAYER 4と比較した場合大幅に時間が短縮されます。今回の作例で、使用マシンのスペックはCore X2 1.66GHzのノートPCですが、SRP PLAYERは荒削り〜仕上げ切削両方のツールパス計算は約7分でした。

5.できあがりを確認する

次『できあがりを確認する』です。モデル表示をクリックするとほぼ瞬時に切削された描画画面となり、切削予想時間、今回の場合は3.6時間が確認出来ます。

画像を回転させて問題は無い為、切削するに移ります。仮に問題が在った場合は下の項目をクリックするとヒントが出て来ます。

MODELA PLAYER 4は荒削りのみで約35分、仕上げも含めると合計約80分かかりました。

MODELA PLAYER4ですとバーチャルMODELAが軌道しアニメーション表示も可能でした。考えてみると別に切削結果と時間が分かれば良い訳でこれは良いと思います。

6.切削する

最後の項で『切削開始』をクリックすると登録されている工具(エンドミル)と長さ(有効刃長)を取り付ける様指示が出ます。工具をMODELAに取り付けて次へをクリックします。

ここでバーチャルパネルが出ます。MDX15/20ではZ(高さ)原点の設定は手動でした。又XYの移動原点設定もMODELA PLAYER上で行なっていましたが、このバーチャルパネルはPC画面上の矢印でXYZ任意の場所に移動、原点設定が可能となります。これは便利です。

このバーチャルパネル操作の様子はYOU TUBEに上げてあります。

http://jp.youtube.com/watch?v=tPVF5KQxpw0

SRP PLAYERの切削原点のデフォルト設定はデータの中心になります。(端にする事も可能)今回は分かりやすく材料の中心を原点として切削する事にしました。MDX15の切削範囲X(幅)は150mmの真ん中で75mm Y100mmですから50mm(Zは任意になります今回は-20になっています)出力をクリックすれば切削開始となります。

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